キッズヨガについて
ヨーガは子どもの呼吸を育てる
ヨガの行法は、アーサナ体位法、プラーナヤーマ調気法、ディヤーナ瞑想法という段階を追って進みます。
からだを整えて呼吸法への準備条件をつくるいう意味があります。
※子供への呼吸法の実習は原則行うことを禁止しています。
身体ができていないのに呼吸だけを取り出して実習すれば弊害を招くことにもなります。子供には呼吸法をやらせてはいけないとさえいわれてきました。
12〜13歳になれば優しい呼吸法は行ってもよいとされます。10歳ころまでは肺の機能も未成熟のためとも言われていますが、
カラダとココロを繋ぐものとして考えられている呼吸という観点から、両者を仲介する役割をもっていることは、ヨガの数千年にわたって積み上げられてきたアーサナの実習を通して実証されています。それは心身医学の発達によって科学的な裏付けも得られています。
呼吸は自律的な機能の随意呼吸と、意識的に止めたりできる不随意呼吸とあり、
自律神経系と、運動神経系の両方またぎ、コントロールできると考えられています。
子どものうちは身体、心、呼吸が分化されていないので、全体の中から呼吸法だけを引き抜いてはいけないと考えられています。
無理に呼吸だけを取り出せば子どもの生命の働きの全体性を破ることになりかねません。
大人は心と身体が分化していて、バラバラに働くことが起きるように呼吸だけ取り出すことが可能です。
子どもたちは未分化なので呼吸とからたの動きは一体となっています。子供を息づかせる自然が失われているなら、子ども自身がからだの動きと一体となった呼吸に気づけるような状況を作るようにすることが理想的です。
からだを動かせば息は自然とついてくる。
本来一体になっているものを別々にやるような不自然なことはできないので、アーサナの実習をする時に自然な動きだけ教えれば、息は自然とついてきます。
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